英アンドルー王子やクリントン氏の名前も、性的人身売買で起訴の故エプスタイン氏関連文書が公開

英アンドルー王子やクリントン氏の名前も、性的人身売買で起訴の故エプスタイン氏関連文書が公開

(CNN) 性的目的の人身取引を行っていた疑いで起訴され、その後自殺した米国の富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関連する訴訟で、3日、数百ページの文書が公開された。文書には200人近い人物の名前が含まれると予想され、その中にはエプスタイン氏を批判する人々、著名な実業家、政治家などもあるとみられる。

こうした情報の多くはすでにメディアインタビューなどで公表されているが、司法システムを通じた当該文書の公開は今回が初めて。

文書にはエプスタイン氏の元彼女で、虐待をほう助したと訴えられたギレーヌ・マクスウェル受刑者の証言録取や、エプスタイン氏や英アンドルー王子から未成年時に性的虐待を受けたと主張するバージニア・ロバーツ・ジュフリー氏の証言録取の内容が含まれる。

また、エプスタイン氏のために働き、時に度を超えた性的なマッサージを強要され、アンドルー王子にもおどけたやり方で胸を触られたと主張するヨハンナ・ショバーグ氏の証言も含まれる。

アンドルー王子とジュフリー氏は法廷外で和解した。アンドルー王子は自身に対する主張を否定している。

今回公開された証言録取の内容には、アンドルー王子のほかに、クリントン元米大統領など著名人の名前も含まれる。

クリントン氏の広報担当者は2019年、同氏はエプスタイン氏のプライベートジェットに搭乗したことはあるものの、「ひどい犯罪」について何も知らないと述べた。

今回の公開は昨年12月18日の裁判所命令によるもので、この後さらに多くの文書が公開される予定。

こうした文書はジェフリー氏による訴訟で和解した案件からの提出物となる。ジュフリー氏はエプスタイン氏による性的虐待のほか、マクスウェル受刑者による虐待のほう助があったと主張していた。

犠牲者や関係者とされる人物の多くの名前が既にインタビューを通じて公表され、メディアで特定されている。今回公表された文書に名前が含まれていても、違法行為があったことを示すわけではない。

犯罪の性質上、一部の被害者の氏名は黒塗りにされている。

エプスタイン氏は19年に性的人身売買を行い、未成年の数十人の少女を性的に虐待したとして、連邦法上の罪で起訴されたが、公判前に拘置所で自殺した。

ニューヨーク州の検察はマクスウェル受刑者を複数の被害者に絡む性的人身売買の罪で起訴し、21年に有罪判決を受けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3155ea36f40cbc015713d75cd3d3430298106b5d

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